社員紹介Staff Interview

現場と直結する
緊張感ある仕事に
やりがいを実感する。

グローバル常備品部 東アジアG

倉地 瑞生

KURACHI MIZUKI

名古屋外国語大学 外国語学部 中国語学科卒 2016年入社

想像以上に幅広かった業務内容

 大学時代に1年間上海に留学した経験があり、仕事でも中国語を活かしたいと思い、就職先は商社を志望しました。機械商社という存在は知らなかったのですが、説明会でメーカーとお客様との間に立って、双方の役に立つ仕事であることがわかったことと、中国語を活かした仕事ができると思ったことが入社の決め手になりました。
 私が所属する常備品部は、国内外の自動車や自動車部品工場内における設備の、稼働維持に必要な予備品を欠かさずに供給し続けることが主な役割です。私の担当は上海で、基本的なやりとりは、メール、電話、テレビ会議を通じて行っており、製品の見積もりから発注、納期やデータの管理、出荷、フライトや船積のスケジュール調整、通関対応、最終的なお客様からの入金確認までの一連の業務をすべて一人で任されています。予備品在庫がなくなってしまうと、いざという時に生産ラインが止まってしまうため、常に仕入先と現地の客先と納期調整を行わなければならない責任の大きな仕事です。
 入社当時は業務職(一般職)はアシスタント的な仕事が多いと思っていたのですが、良い意味で大きなギャップがありました。現地とのやりとりを含め、自分で考えて進めていかなければならない重要なポジションですし、現地への出張の機会もあります。また仕事のやり方を提案したり、仕事の幅を広げるチャンスも多くあり、成長意欲も高まります。

海の向こうの笑顔が嬉しい

 中国は、他の国と違う点が多くあります。輸入規制が厳しく、ボルト一本輸出するにも複数の書類を作成しなければなりません。また時差がほとんどないため、タイムリーに注文やリクエストが飛び込んできます。しかも距離も近いので、すぐに送って欲しいと言われることも多く、「明日この部品を送ってもらわないと、設備ラインが止まってしまう」という緊急連絡も珍しくありません。連絡を受けるとすぐに国内外の生産設備メーカーに部品があるかを問い合わせ、見つかった時点ですぐに取り寄せ、飛行機の手配、輸出の手続きと、息をつく間もなく次々と進めていかなければなりません。通常は1週間程度かかる作業を1日でやらなければならないこともあり、常に気が抜けない緊張感のある仕事です。だからこそ、お客様から「間に合って助かったよ」とお礼を言われた時はホッとしますし、役に立ててよかったと心から思います。

業務の円滑化を目指す

 これまでは一つひとつの業務に関して、先輩に教えてもらいながら覚えてきましたが、3年目になり、ようやく自分が今やっている仕事が次の段階でどう重要になってくるのかを理解して、仕事に取り組めるようになってきました。また、この2年間実践を通じて経験させていただいたため、イレギュラーな事態にも、常に落ち着いて対応できるようになったと思います。
 2019年、現地の方との顔合わせと、業務改善を目的に、上海への出張が決まりました。中国と日本では職場環境が異なり、日本ではシステム化している部分も中国ではアナログで管理している場合が多く、作業も余分に時間を要します。まずは作業工程を共有。日本ではどのように業務を行っているかを知ってもらうことで、現地の業務レベルを上げたいと考えています。上海の現地スタッフとの連携をもっと強くしていくことで日本側での作業もより効率的にできると考えています。 学生時代に留学した上海に、仕事で行くことになるなんて、感慨深い気持ちです。与えて頂いた機会を活かすためにも、まずは通訳を介さず直接中国語でやりとりできるまで中国語をスキルアップさせていきたいと思っています。

pagetop